金芽ロウカット玄米

金芽米・オンラインショップを
運営する
「東洋ライス」って、
どんな会社?

梅やみかんの名産地で知られる、紀州和歌山。
山と海、暖かい気候に恵まれたこの地で、
当社のお米への探求は始まりました。

日本の主食として私たちの生活に
かかせない、お米。
小さな精米機ディーラーから始まった
この探究は
半世紀を経て日本の米文化を
革新し続けてきました。

「日本人の米離れ」が進んでいる中、
私たちはお米が持つ本当の価値を引き出し、
人々の健康に役立つお米の開発に成功しました。
「単なる炭水化物」としてのお米を
「薬食同源」の食べ物にしたことで、
米離れに歯止めをかけると共に、
健康的なライフスタイルを実現させる
提案をしていきます。

お米を通じて社会に
高度の貢献を
「人も自然もすこやかに」
金芽米や金芽ロウカット玄米という、新しい価値を持ったお米を生み出すメーカー「東洋ライス」。その開発の裏側には、確固たる想いがあります。それは、「人も自然もすこやかに」 というコーポレートスローガンに象徴されています。昭和36年以降、私たちの主食であるお米に携わり、独創的な技術で米文化を革新し続けてきた東洋ライスの取り組みをご紹介します。

お米の常識を変える
~お米の「石噛み」が日本から消えた~

東洋ライスの前身は、精米機の小さな修理ディーラー。それが一躍様変わりしたのは、1つの発明からでした。きっかけは、社長の雜賀が修理先の米屋で耳にした「お米に小石が入っていた!歯が欠けたじゃないか」というクレーム。当時は、お米の中に石があるのは当たり前の時代で、精米機メーカーに掛け合っても相手にしてもらえませんでした。それなら自分で解決してやろうと、小石とお米を正確に選り分ける仕組みの研究を始めました。

そうしてできたのが、「石抜き機」です。これには、小石のクレームを受けていた米屋の目の色が変わったといいます。瞬く間に、石抜き機は日本中の米問屋が競って買い求めるほどの大ヒット商品となりました。当時の雜賀は26歳。今まで当たり前だった小石の「ジャリッ」を日本からなくしたのです。

  • 大ヒットとなった石抜き機

    大ヒットとなった石抜き機

  • 昭和36年「石抜き機」の発表

    昭和36年「石抜き機」の発表

海や川を水質汚染から守りたい
~そんな想いから生まれた、無洗米~

昭和51年、東洋ライス社長の雜賀が紀淡海峡を船で渡った時、そこで船上から見たのは「茶色の海」でした。以前、新婚旅行で見た青くきれいな海を記憶していた雜賀は衝撃を覚えました。なぜ海がこんなにも変わってしまったのか。水質汚染を調べるうちに、その理由の一つに「米のとぎ汁」があることを知り、衝撃と使命感を覚えます。自分が関わっているお米があんな海を生み出していたとは。未来の子供が海の絵を描く時、その色を何色で描くのだろうか。 自分が携わる精米技術で、この茶色の海を変えられるのではないか?

そこから、海を汚さないお米を生み出せないかと研究を始めました。お米を研ぐのは、普通の精米では取り除けない「肌ヌカ」を除くため。それなら事前に肌ヌカだけを取り除けば良いのではないか。そして約15年の研究の結果、世界で初めて、研がずに炊ける白米「無洗米」が誕生しました。今では当たり前となった無洗米も、発表当時は世間の話題となりました。

東洋ライス社長

当店のお米は全て無洗米仕上げ!

  • 無洗米こぼれ話 1
    話題を呼んだ無洗米でしたが、後発のメーカーによって様々な加工方法で作られた無洗米が出回り、その結果、どれもがとぎ洗いしたお米よりも品質面で劣り、無洗米に悪いイメージを持つ人が多くなりました。そのため、消費者に不利益が被らないように、BG無洗米を製造するメーカーや有識者が立ち上がり、独自で無洗米の品位基準を定める品質管理団体が創設されました。当社が取り扱う「BG無洗米」は、数ある無洗米の中でも当団体が定めた厳しい基準をクリアできる最高の無洗米です。
  • 無洗米こぼれ話 2
    これまで、とぎ汁として捨てていた部分「肌ヌカ」を事前に取り除いたお米が無洗米です。この肌ヌカには、チッソやリン、マグネシウムなどの栄養素がたっぷり含まれており、実は全国の農家や牧場から引っ張りだことなっています。肌ヌカは、お米由来で安心安全な有機質資材「米の精(こめのせい)」として、田んぼ・畑の肥料や家畜の飼料など多岐にわたり有効活用されています。製造工程で取り除かれた肌ヌカをしっかりとリサイクルすることで、循環型農業にも大きく貢献しています。

お米で健やかな日本を育む
~日本の健康と医療費問題~

日本の医療費は、年々増加しています。 健康の源となる「食」。そして、その主食として私たちが最も食べているのが「お米」。そんなお米に長年携わってきたメーカーだからこそ、できることがあると考えています。

お米の歴史から考えると、精米不足でヌカが多いお米を食べていた時代には、成人病などの現代病は少なかったのではないかという仮説が浮かび上がりました。そんな発想を元に、お米本来の栄養を体に取り入れられるお米の開発を目指し、「金芽米」や「金芽ロウカット玄米」が生まれました。無洗米や金芽米の開発を経て、お客様からいただく健康に関する数々のレビュー。その1つ1つのお声をいただく度に、お米で健康な未来が作れる。それが少しずつ、現実になっているのだと実感します。

お米を通じて、日本人1人1人の健康に寄与すること。それが現在の日本が抱える医療費問題への一助となることを信じています。これからも全社一丸となって、お米を通じて「人も自然もすこやかに」を生み出し、支えていく。そのために、これからもお米の無限の可能性を探求し続けていきます。

金芽米の誕生

金芽米の誕生

石抜き機や無洗米など、お米についての研究を長年続けているうちに、ふと「白米」と「糠(ヌカ)」という漢字の成り立ちが気になります。白米を並び替えると「粕(かす)」という字になる。糠という文字は、米に健康の「康」と書く。通常の精米では捨ててしまう糠にこそ本当は栄養があるのではないだろうか。漢字に着想を得た東洋ライス社長の雜賀は、新たな研究を始めました。そして、糠として捨ててきたごく薄い層「亜糊粉層(あこふんそう)」に多くの旨みと栄養があることを発見したのです。しかし、ごくわずかな層だけを残す精米技術の開発は、そう容易くはありませんでした。苦節35年。数えきれない試行錯誤の果てに、新たなお米「金芽米」が誕生しました。

金芽米について
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金芽ロウカット玄米の開発

金芽ロウカット玄米の開発

金芽米の誕生で、精米でお米の旨みも栄養価も変わることを実感した雜賀は、次に「玄米」に注目しました。玄米は健康に良い。しかし、食べにくいので続かないといわれていました。玄米の独特の食べにくさを探っていき、その原因を発見しました。それは、玄米表面にある、硬くて防水性の高い「ロウ層」です。そこで、金芽米の開発で培った繊細な精米技術を応用し、ロウ層だけを取り除く技術を開発しました。ロウ層を除くと食べ応えが良くなるだけでなく、水分を含むので炊き方も簡単になることを発見しました。そして「金芽ロウカット玄米」が完成し、一般家庭だけでなく飲食店や病院など、幅広い方面から反響を呼びました。

金芽ロウカット玄米について
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